これは、もう完全に現代音楽(ミニマル・ミュージック)に足を踏み入れた極北のカンタウトーレ作品。77年作の本作は、20分近くある長尺曲が2曲という構成。その中にあって、全く同じ和音のピアノがひたすら反復のままに弾かれ続けます。2曲目は流麗なやはりピアノのせせらぎのような楽曲。「CAFE TABLE MUSIK」と曲名にある室内イージー・リスニングとしては最上の音楽。家具の為の音楽を志向した、サティなんかを思わせる作風です。普通にカンタウトーレを求めてこのアルバムを聞くと、恐らく面食らってしまうと思いますが、中、上級者の方には、手放すことの出来ない、BRIAN ENOのアンビエント・シリーズのような中毒性のある、恐ろしく透徹とした音楽がココにあります。
PEKKA POHJOLA(PEKKA)/VISITATION
元WIGWAM、マイク・オールドフィールドとも共演するフィンランドの名マルチ・ミュージシャン/ベーシスト、79年作
1,270円(税込1,397円)
初期の中世音楽エッセンスと中〜後期の特徴であるリズミカルなロック・サウンドが一体となった、過渡期ならではのサウンドを聴かせる73年5th、名盤!
790円(税込869円)
72年2nd、爆発的にエネルギッシュ!イタリアン・ロック必殺の傑作!
キーボード・サウンドを中心に据えたメロディアスなイタリアン・プログレの逸品、72年作
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