BTR0021(BELLA TERRA) 【2009年発売CD】
紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲。
ビートリッシュな英SSW、最果ての一枚ですね。まさか、あのJONESYのリーダーが、こんなにもセンシティヴでポップなニッチ・ポップ作をリリースしていたとは!
メロトロンでお馴染みの英プログレ・グループJONESYの中心人物。バンド結成前の71年にドイツのみでリリースされたSSW作品。BADFINGERのPete Hamや、Clifford T.Ward、Pete Delloや、ペルーのWE ALL TOGETHERあたりに通ずる優美な英SSW作。1曲目から名曲!叙情性いっぱいのアコギのバッキング、枯れたトーンのリリカルなエレキのオブリガード、哀愁たっぷりのフルート、優しさに溢れたヴォーカルと切々と胸に染みるメロディ。10回ぐらい連続で聴いても、まだまだバック・ボタンを押してしまうほど魅力的。Colin HareやHERONの2ndあたりに通ずるもったりとふくよかなフォーク・ロックもグッときますし、メロトロン(たぶん)がストリングスのように入る幻想的なバラードも素晴らしい。アルバムのどこを切ってもメロディが溢れ出る英SSWの名作!
牧歌性と繊細さが同居した愛すべき英フォーク・ロック、72年作、HERONやPete Delloのファンなら間違いなし!
890円(税込979円)
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紅薔薇刑だけじゃないよ、こっちも絶品。(2 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
本作の存在を知ったのはいつだったのか、憶えておりません。ジャケ写は「UK PROGRESSIVE ROCK Golden Era」で初めて見たような気が...6〜7年前でしょうか。オリジナルは独BASFだから、現物なんて持ってる人いるんでしょーか!?
メロトロンならジェイミー・カレス、マーテイン・キットカット、つまりGracious!かJONESYとなってしまう私。BJHのウーリー、KESTRELのジョン・クックも当然メロトロン名人なんですが、Gracious!とJONSEYってポップ・メロトロンの微塵もないところがグッときてしまうわけです。「これぞ乳白色メロトロン」と思ってたりする。
本作はやっとこさ紙ジャケ再発されたド名盤です。JONESY以前、で、カレスはコレ聴いて参画したんじゃない?と思ってしまう。カケレコ・レヴューもイイとこついてます。Clifford T.Ward+メロトロンといった、英国じゃなきゃ絶対でてこないニッチな名盤 !ひなびたメロトロン+牧歌的英国信者は聴くしかないでしょう。