仏ジャズ・ロックの新鋭、2010年デビュー作。冒頭から『6TH』あたりのSOFT MACHINEを彷彿とさせるミニマルなキーボードではじまりニンマリ。流麗かつメロウな管楽器もカンタベリーを彷彿とさせます。ミニマルなフレーズを維持しながら、細かいリズム・チェンジを巧みに挟み、沸々とテンションを上げていく展開も聴き所。たゆたうようにメロウなヴォーカル・メロディはGONGやKEVIN AYERSを彷彿とさせます。これはカンタベリー・ミュージックのファンはたまらないサウンドでしょう。しなやかなテクニックも特筆もの。オススメです。
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