HUNKA MUNKAことイタリアの鍵盤奏者Roberto Carlottoや、スイスを代表するハード・ロック・バンドTOADのWerner Frohlichが在籍していたことでも知られている5人組サイケ・ポップ・バンド。本作は68年に発表された彼らの3rdとなる大傑作アルバム。『SGT...』影響もうかがわせる、この時代を象徴するような英米サイケ・ポップ・サウンドがメイン。彼らの想うユートピアを牧歌的なサウンドで描いたM3、ファズが奏でるカラフルでサイケなユニゾンも印象的なワルツM4、クラリネットのシュールな響きと甘美なヴォーカルが溶け合うなんとも心地よいオールディーズ/ニューオリンズ・ジャズ調のM5など、アコースティックな肌触りが残った人懐っこいサウンドが彼らの最大の出色で、これがなんとも気持ちいいんです。サイケ・ポップ・ファンのみならず、英ポップ・ファンにもぜひ聴いていただきたい名盤です!
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