廃盤希少、紙ジャケット仕様、SHM-CD、09年デジタル・リマスター、内袋付仕様、ナンバー入りレーベルカード付仕様、定価2667+税。
人気曲「Changes」「Life On Mars ?」収録、楽曲にメジャー・アーティストの風格が漂い始めた71年4th、リック・ウェイクマンがピアノで全面参加
590円(税込649円)
ERRATA CORRIGE/SIEGFRIED IL DRAGO E ALTRE STORIE
76年リリースの叙情派イタリアン・シンフォ名盤、当時200枚限定で自主制作された激レア盤!
1,890円(税込2,079円)
アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。
1. カンツォーネ・ヌメロ・ウーノ(歯をガタガタさせて震える者もいれば、リズムを感じて踊る者もいる) |
2. フィオッキ・ディ・ネーヴェ・エ・ブルスコリーニ |
3. アルメイサン |
4. カイタイン(1962年10月22日) |
5. クルゼイロ・ド・スル |
6. ガメラ |
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
舞曲にフォーカスしたイタリア古楽コンテンポラリー(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
マウロ・パガーニのプリモ作、アレアの「1978」とトライアングルを形成する名作です。パガーニとデメトリオ・ストラトスが参加している、ということだけでなく、当時の地中海音楽再発見の潮流の梃になっていたと思います。パスクァーレ・ミネリとジョルジオ・ビバルディは、カンツォニオーレ・デル・ラツィオでそもそもイタリア古楽を追究していた二人です。彼ら一団の活動は、PFMやバンコにも波及しましたし、ファブリチオ・デ・アンドレの芸能活動復帰も誘いました。
冒頭の「カンツォーネ・ヌメロ・ウノ」は、タランテッラみたいな3拍の舞踊曲です。パガーニにもアレアにも「踊る」という要素が少なかったので、最初にこれを聴いたわたしは高揚しました。今聴いても新鮮です。内容は神話みたいなことです。走れ、朝まで踊れというかけ声の部分が強烈です。ミネリはギターとベース、ビバルディはパーカッションなので、曲ごとに歌い手が代わるのもこの盤の特徴です。またストラトスの声はアレアに負けず劣らずインパクトすごいです。
全体の印象は室内楽。教養主義みたいな音ではないので安心してください。抽象度合いは高くても、ユーザーを置き去りにする音楽ではありません。ただ「マウロ・パガーニ」と「1978」を聴いてからがわかりやすいとは思います。2022.08.23