PAUL MCCARTNEY & WINGS/BAND ON THE RUN
73年リリース、ナイジェリアのラゴスで録音された、ポール・マッカートニー起死回生の傑作!
2,890円(税込3,179円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
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彼らの曲は、全部冗談と思ったほうがよい(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年代からのロック・ユーザーであれば、誰でも名前を知っている。しかし、彼らのCDをコンプリートしている人ってまれ、でしょう。わたしがそうで、有名作数枚とベストで止まっています。だって売ってないんだもん。コンプリートしたくても…。彼らのオペラ・ポップは、たぶんクイーンにも影響与えているはずなのに、知名度低くないですか…。
このメエル兄弟って、本当にヘンタイで、まず、まともなテーマの曲ってありません。音がポップで華麗なのに、テーマの下品さ、ときたら…。フランク・ザッパが、聴いた感触もヘンタイなのと違って、言葉の判らないユーザーを騙しつくしてしまいます。この騙されている、という感覚が重要です。判らないふりをして、彼らのポップに付き合い、何年かたって歌詞がわかって愕然とする、というパターンが、スパークスに近づく道のりだからです。
一曲だけ紹介します。「ウィズアウト・ユージング・ハンズ」。パリのリッツ・ホテルの宿泊客が主人公なのですが、えんえんと「手を使わない」快適な時間の過ごし方が歌われます。手を使わずに何をする、というのでしょうか。最後にホテルが爆破されて、支配人の手を吹き飛ばしてしまうわけです。リッツ・ホテルは、この曲に抗議しなかったんでしょうか。肝心のところが歌われていないから抗議のしようもないか。