PRW028(PROGRESSIVE ROCK) 【99年発売CD】
ボーナス・トラック2曲。
後にセル・ヒラン〜パット・メセニー・グループでも活躍するペドロ・アスナールが加入し、テクニカル度が跳ね上がった2nd。圧倒的にスリリングで強度の高いアンサンブルと、郷愁を漂わせるバンドネオンの調べとの対比が見事です。
アルゼンチンのキーボード・トリオが83年にリリースした2ndアルバム。ベーシストが、パット・メセニー・グループへの参加で有名なPedro Aznar(当時18歳!)に変わり、格段にテクニカルで強度を増したアンサンブルが圧倒的。キーボード、ベース、ドラムが次々にスリリングなフレーズを応酬する圧巻の演奏は、これぞプログレッシヴ・ロック。随所でフィーチャーされるバンドネオンの郷愁を誘うような音色も印象的です。南米アヴァンギャルド・ジャズ・ロックの最高峰と言える名盤!
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
3,290円(税込3,619円)
MEDITERRANEO/ESTRECHAS CALLES DE SANTA CRUZ
スペインはバレンシアのスパニッシュ・シンフォ/ジャズ・ロック・バンド、78年のデビュー作
2,390円(税込2,629円)
PUBLIC FOOT THE ROMAN/PUBLIC FOOT THE ROMAN
メロディアスなツイン・リード・ギターと爽快なコーラス・ワークが炸裂する英プログレ、73年唯一作!
2,690円(税込2,959円)
【タイトル追加】EL&P『展覧会の絵』、トレース『鳥人王国』から出発するクラシカルなキーボード・プログレ特集!
クラシカルな美旋律に彩られたドラマティックなキーボード・プログレをピックアップ!往年の名作から90年代以降の新鋭作品までセレクトいたしましたよ〜。
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干圧痕・軽微なスレあり
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パリパリしたパステリートスの食感(食べたことないけど)(1 拍手)
4001jacoさん レビューをすべて見る
20年近く前に買ったレコードのCD買い直しです。
2ndになりますが、ベースにペドロ・アズナール(後にパット・メセニーグループに加入)が交代参加したことで遡って名が知れたかも・・
全6曲で58分。(内2曲のボーナストラックはLive形式)
当時聴いた印象はKbトリオため、JAZZアプローチを強目にしたELP3割を基本に、アルゼンチンのフォルクローレ色7割という感じでした。
恐らく誰が聴いても、1曲目(A QUIENES SINO)の派手なジャズロック風味でびっくりすると思います。
冒頭のストリングス・シンセサイザーは<ジェネシス>の『そして3人が残った』の1曲目の雰囲気ですが、すぐにKb奏者が兼任するフルート(全面通して、民族楽器のケーナっぽい音色も想起させます)から、更にストリングス系が暑苦しくかぶってきて、シンフォかな?と思う間もなくELP的なオルガン、バランス的にコンソールのフェーダー上げ上げのカッティングベース。
とにかく、印象を決定付けるのが、この牽引力のあるベース(曲を引っ張るスイスの<サーカス>マルコ・チェルレッティや、<イエス>のクリス・スクワイア・・というよりは<フラッシュ>のレイ・ベネット?)とパトリック・モラーツ張りのベンドアップとモジューレーションホイールを多用するMoog synthesizer(ミニムーグと思います)のリードパート、使用比重の高いアコースティックピアノ(これがバンドのJAZZY感を高めてます)と、曲想が次々変わっていくこの1曲目です。
2曲目は、更に硬質なベースとこれもKb奏者兼任のリードを取るバンドネオン、バックのエレピ、唐突に出てくるストリングス・シンセサイザーのシンフォ感など、益々展開の振り巾が広くなり、南米感溢れるJAZZ風味が増していきます。
後半の手数の多いベースソロも(音数が多くなるほど音色のモコモコ感が・・)これでもか!というくらい入れてきます。
3曲目(ベースはここでフレットレスかなー、エフェクターではなさそうだし)4曲目は楽器含め、民族音楽度が更に増してきています。
1枚全体の印象としては、編成から「似た感じかな〜」と思っていたポーランドの < SBB > からロック・ポップ色を抑えて、曲も細かくスコアリングした様な・・、いやいや < SBB > も大好きですよ。
あとはこういう音楽に必須のしっかりドラムですが、キメのユニゾン、バックでの手数の多い肌理の細かさはバンドに合ってます。
残りのボーナストラックは、ライヴ採りですがスタジオよりもベースが抜きん出ていないので各楽器のバランスがいいかも・・(笑)
クラシック色は皆無に近いので、Kbトリオの <トレース> や <トリアンビラート> よりは <リターントゥフォーエバー> <マハビシュヌオーケストラ> のインストを嗜好する方向けかも知れません。
また、例えが私的偏向すぎて、ますますレヴューの概要がわからなくなった方には申し訳ありません。。