CD081(GARDEN OF DELIGHTS)
03年リイシュー、ボーナス・トラック1曲。
キース・エマーソンがお好きな貴方に、ジャーマン・プログレのディープな逸品をご紹介。忙しなく畳みかけるリズム隊に乗って、クラシカルなフレーズを豪快に弾き倒すオルガンが圧巻!ほぅ〜、あのTETRAGONの前身にあたるバンドだったのね。
71年にクラシカル・プログレ名盤『NATURE』を残すTETRAGON。その前身にあたるジャーマン・ロック・トリオの69年唯一作が本作。『NATURE』へと受け継がれるクラシカルでアグレッシヴに弾きまくるオルガンを主役に、即興パートもたっぷり盛り込んだ10分超の長尺曲が並びます。ひたすらバタバタと忙しなく畳みかけるリズム隊と、それに負けじと聴き覚えのあるクラシックのフレーズも散りばめてエネルギッシュに激走するオルガン。全編通じて衰えることのないテンションの高さは、新しいサウンドを生み出さんとする60年代末らしいギラギラしたエネルギーを感じさせて特筆です。キーパーソンはもちろんキーボーディストで、3曲目で聴ける本格派クラシックにジャズを少しブレンドさせた見事なピアノ独奏、そしてボーナス・トラック収録の22分超の大曲(TETRAGON『NATURE』にも収録の「Fuga」)では、オルガンでクラシカルなフレーズをポップに聴かせたと思いきや、ジャズ・テイストを強めた軽やかなアドリブ的プレイも披露したりと、Keith Emersonに通じる才覚を発揮しており素晴らしいです。アングラ感は強く洗練されているとは言えないものの、NICEやELP好きにもオススメしたいクリエイティヴなキーボード・ロックが楽しめる一枚!
LIGHT YEAR/REVEAL THE FANTASTIC
米ジャズ・ロック、74年に録音されつつお蔵入りとなっていた1st、女性ヴォーカル、マリンバをフィーチャーしたカンタベリー・タッチのサウンドが特徴
2,390円(税込2,629円)
キース・エマーソンがお好きな貴方に、ジャーマン・プログレのディープな逸品をご紹介。忙しなく畳みかけるリズム隊に乗って、クラシカルなフレーズを豪快に弾き倒すオルガンが圧巻!ほぅ〜、あのTETRAGONの前身にあたるバンドだったのね。
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TETRAGONと同じ人とは思えない(1 拍手)
ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る
おおよそ落ち着きというものが全く感じられない演奏で、暴れまくり一番右のアイコンのロンドなんかはさしずめ最終回まであと一カ月を切った状態のベイブレード並みの滅茶苦茶さです。テトラゴンの5倍の価格で取引されていたのも納得がいくでしょう。ボーナスはテトラゴンのA面と同じ曲ですが後半コロシアムのロストエンジェルスにはならずにかなり適当なアドリブで最後まで押し切ってしまうので凄い迫力です。