Jean-Paul PiersonとJean-Luc Martinを中心に結成され、ANGEのマネージャーが設立したCryptoレーベルより作品をリリース。ANGEと同じようにGENESISに影響を受けたコンセプチュアルな作風で、フレンチ・シアトリカル・ロックの代表格となったグループの77年3rd。代表作の1枚として評価を受けている本作は前作からさらにフランスらしい耽美な魅力とシアトリカル・ロックのダイナミズムを押し出した傑作であり、非常にスリリングな内容です。PULSARにも似た広がりとファンタジアを内包しながら、バンド・セクションの緊張感が前作より格段に増しており、ANGEに引けを取らない劇的な展開を見せます。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第三十七回 MONA LISA『AVANT QU’IL NE SOIT TROP TARD』(フランス)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
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