ジェフ・ベック・グループに在籍したドラマーTony Newmanを中心とするVERTIGO発ブルース・ロック・バンド、70年デビュー作
1,672円(税込1,839円)
PUBLIC FOOT THE ROMAN/PUBLIC FOOT THE ROMAN
メロディアスなツイン・リード・ギターと爽快なコーラス・ワークが炸裂する英プログレ、73年唯一作!
2,690円(税込2,959円)
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1. Calamity Jane |
2. Bits And Pieces |
3. Pieces |
4. I Would |
5. Words To Say Goodbye |
6. Junkyard Angel |
7. Very Well |
8. Dreams And Junk |
9. Worldwinds |
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
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70sハードロックの幕の内弁当(5 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
1974年の2ndである。前作の1stは、かのG.Lakeプロデュースとやらで話題になったと言われている(といってもどうやらA面のみ?)。英米混血バンドということでForeignerを思わせるが音は全然違う。本作2ndで3人から5人に増えたが前作の荒々しさが落ち着いてKeyの割合が増えた感がある。
前作同様、Voは暑苦し…もとい、情熱的であるがG.Hughesのようなソウルフルなものとはちょっと違う、感情が高ぶった時の「ガナリ」の味わいがある。しかもきれいにコーラスがハモるところもたっぷり。Snuffyのギターはよく泣くし、これまた情熱を感じさせる。さすがFreeのアルバムにも参加しただけのことがある。
アルバムの全体的な印象はギターを核にしてはいるもののアンサンブル志向の音作りであり、Dsもバシバシ決まるし、KeyもMoogソロをチョロチョロ入れてくれたりで嬉しくなる。もうM1からガンガン決めフレーズをキメてくれるのだが、M3のバラードなんてG.Mooreより先に行っているし、M6の絶対シングル曲意識しただろ的なキャッチーさもそつなく披露。そしてラストのプログレっぽく展開するM9はかっこいいね。
前作そして本作でラストとなったが両方甲乙つけがたい傑作。3rd以降のTrapezeとかHarvest時代のWhitesnakeとか、もちろんFreeやBad Company好きにはたまらんでしょうなぁ。「70sハードロックの幕の内弁当」と断言します。おすすめです。