ONE WORLD and WILLIE REMEMBERS

モータウンと契約し大ヒットを放ったデトロイトのブルー・アイド・ソウル・バンドによる71&72年作。

RERA EARTHは69年にディスコ・ソング「Get Ready」をヒットさせたことで知られるデトロイトの6人組。ロック市場へ触手を伸ばしていたモータウンと69年に契約し、同レーベル所属のTemptationsのカバーをリリースすると、これが本家を超えるヒットとなります。71年作『ONE WORLD』からも同じくディスコ・チューン「I Just Want to Celebrate」などがヒット。72年作『WILLIE REMEMBERS』は全曲メンバーのオリジナルで勝負するも勢いは失速。その後バンドはメンバー交代を繰り返しながら近年も活動しているようです。バンドの持ち味はなんといってもメンバー全員が白人とは思えない黒っぽさ。リズム隊が繰り出す腰にグッとくるビートにのせてドラマーのPeter Hoorelbekeのソウルフルなヴォーカルが熱くシャウト！ホーンやコーラスとの掛け合いも絶妙で、賑やかなコンガやパーカッションが一段とファンキーさと引き立てます。また、『ONE WORLD』収録の「Someone To Love」や「Any Man Can Be A Fool」といったキャッチーなハード・ロックや、『WILLIE REMEMBERS』収録のオルガンとギターが疾走する長尺サイケ・ファンク・ナンバー「I Couldn't Believe What Happened Last Night」はファンク・ロック好きのみならず楽しめるでしょう！