CDM2032(FONIT CETRA) 【89年発売CD】
オザンナばりの狂おしさとイタリア的「詩情」との落差。ジャケは地味ですが、「静」と「動」が劇的に対比されたサウンドは初期クリムゾンにも通じる美学を感じさせるなぁ。
74年発表の2ndアルバム。1st時はツイン・ギター編成のグループでしたが、本作では、ギターが一人抜け、代わりにサックス&フルートが参加しています。前作で印象的だった、アコースティック・ギターを基調とした「静」の部分とヘヴィなバンド・アンサンブルによる「動」の部分を対比させた躍動感溢れる作風は健在。サックス&フルートの加入はかなり好影響で、「静」の部分ではフルートによる叙情性、「動」の部分ではサックスを活かしたジャズ・ロック的なアンサンブルにより、「静」と「動」の部分が前作以上にドラマティックに響いています。名作。紙ジャケット仕様、デジタル・リマスター。
イタリアン・ヘヴィ・シンフォニック・ロックを代表する衝撃作、73年リリース
オザンナの中心メンバーDanilo RusticiとElio DAnnaがオザンナ分裂期に結成したグループ、74年作
イタリアン・シンフォ、74年作、PFMに通ずるリリシズムとダイナミズムを備えた名作
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