デビュー作「A Room Of Fairy Queen's」がシンフォニック・ロックの名盤としてとても高く評価されたイタリアのグループの09年作2nd。デビュー作にして華やかなイタリアン・プログレの名盤を作り上げたのは、90年代シンフォニックロックの名バンドERIS PLUVIAに参加していたMauro Montobbioの手腕によるところが大きいわけですが、今作も大勢のゲストを迎えつつケルティックな雰囲気が漂う優美なシンフォニック性を基本に、CAMEL的なメロディアスさを融合させたふくよかなサウンドメイクを披露。前デビュー作からほとんど変わることなくまたしても素晴らしいシンフォニック・ロックとなっています。LA MASCHERA DI CERA人脈などの好サポート、そしてサックス、フルート、ヴァイオリンのゲスト陣に、ケルト色を増幅させるアイリッシュ系パーカッションまでを巧みに楽曲に取り込み、女性ボーカリストValeria Caucinoのソプラノ・ボーカルはどこまでも優しく響きます。名盤1stと共に、シンフォニック・ロック・ファン必聴の1枚となっています。
ロイネ・ストルト/ニール・モーズ/ピート・トレワヴァス/マイク・ポートノイという、現代プログレの最高峰ミュージシャンが集結したグループ、09年作
1,730円(税込1,903円)
2014年プログレ/シンフォ注目の新譜特集【イタリア新鋭編】
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
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