ECL1050(ECLIPSE) 【2021年発売CD】
知られざる米サイケ・ハード71年作。ジャケはこんなですが、中身はソリッドなギター、ピアノ主体のスリリングかつ洒脱なキーボード、そして迫力あるコーラスワーク等が印象的な、かなりの力作!
JUNIOR'S EYES/BATTERSEA POWER STATION
名手ティム・レンウィック在籍、初期デヴィッド・ボウイのバックを務めた英バンド、69年デビュー作
2,690円(税込2,959円)
CHICAGOからの影響に北欧フォーク/トラッドの要素を加えたスウェーデンの実力派ジャズ・ロック・バンド、21分・7分・14分の大曲で構成された74年傑作2nd!
2,290円(税込2,519円)
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どっちなんだよっ(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
メンバーは6人。どうもその中の一人が女性であるようですが、それらしき人が写真の中に写っていません。謎だらけのバンドです。71年にニューヨークで録音されています。冒頭の「オール・オブ・ゼム・ウィッチズ」が8分もあり、暗黒のギターもコーラスもあり、どろどろのサイケです。次の「ダン」は、一転してピアノがころころと鳴る劇的なバラード曲。少しジェネシスであります。
わたしは米国サイケに対してかなり耐性があるはずです。ところが、このバンドの音、次の展開を読ませません。行き当たりばったり。ほかに11分の曲もありまして、えんえん同じリズムパターンを振り返して尺をかせいでいます。ギターとベースは技巧があります。でも、なんで曲を大事にしないんだろうな…。いい雰囲気になってきたと思ったらいきなり展開したり…。キメに使われる男女コーラスにしても、手垢にまみれていて好きになれないです。
CDには「USハード・プログレッシブ」と書いてあります。たしかにハードをやりたいのか、プログレをやりたいのかわからない。どっちなんだよっと思ってしまう自分のサイケ未熟さを恥じ入る次第なのでした。また勉強させてもらいます。2022.04.19