CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL (CCR)/WILLY AND THE POOR BOYS
西海岸シスコ出身ながら南部音楽を真摯に志向した名バンド、架空のバンドに扮した69年のコンセプト・アルバム
830円(税込913円)
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良くも悪くも80年代を代表する録音(1 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
チャカ・カーンについては、ヒップホップ時代しかよく知らなくて申し訳ありません。この盤を一昨日買ってきたもので…86年日本盤です。解説大伴良則ということでもわかるとおり、R&Bというよりはロックなレコードです。
チャカは70年代にルーファスのリード・シンガーということでそれなりに有名でした。ソロ名義のレコードも出すようになり、ヒップホップの爆発的ブームに「アイント・ノバディ」「アイ・フィール・フォー・ユー」が乗り、世界的シンガーになっての次作にあたります。わたしは同時並行でスクリッティ・ポリッティも聴いていたので、この共演には衝撃を受けました。(一昨日買ったのはCDなんで…当然アナログは聴き倒しています。)
デジタル・テクノロジーに彩られた作風。イエスがオーケストラ・ヒットをサンプリングで使い話題になっていた時期です。ここでは単音シンセの短い音でコード感を出す、というアリフ・マーディンの実験が始まっています。ところが、これ誰でも出来るんですよね。楽譜さえあれば、それを機械に打ち込んで演奏する必要さえない。誰でもバックをつくれる代わりに、誰にも出来ない歌い方が要求されるわけで、チャカは、弾むように歌い切っています。ただここまで行くと、過激すぎてR&Bユーザーには評判悪かったでしょう。結局チャカは、もとのソウルの歌い手に戻っていくのですが…。