ブラジルの新鋭シンフォ・グループ、2020年リリース2ndアルバム。タイトルの通り「平和」をコンセプトに掲げた、2枚組150分近くに及ぶ超大作となっています。荘厳なストリングスとキーボード群をたっぷりとフィーチャーして、ひたすらスケール大きく展開されるシンフォニック・サウンドがとにかく圧巻。クラシックの素養を全面に発揮した繊細で美麗なピアノ&シンセ、そしてメロディアスに駆けあがるギターが織りなす天上を描き出すようなアンサンブルはENIDの諸作にも匹敵。その合間にはPINK FLOYD『Final Cut』を思い出す、戦場をイメージさせるSEやサウンドコラージュが挿入され、崇高なシンフォニック・サウンドと共に違和感なく構築されていてそのセンスもまた特筆です。150分にわたり高いクオリティを維持し続ける、長編映画を堪能するような聴き応えを持った力作です。
ブラジルの新鋭シンフォ・グループによる20年発表の3rdアルバム、PINK FLOYD、GENESISへのリスペクトに満ち満ちた驚きの大作が並ぶ傑作!
2,490円(税込2,739円)
ポスト・ロックを通過した洗練性&音響感覚+フロイドをバックボーンとするポーランドらしいメランコリー&深い陰影、ポーランドの新鋭インスト・プログレ・バンドによる待望の22年2nd!
2,390円(税込2,629円)
ALCO FRISBASS/LE MYSTERE DU GUE PUCELLE
フレンチ・プログレ新鋭、22年3rd、PICCHIO DAL POZZO+KING CRIMSONと言うべきアーティスティックなメロトロン・プログレ傑作!
1,990円(税込2,189円)
完成度の高い力作が次々と登場しているクラシカル・プログレ・シーン。その中から「今聴くべき」タイトルをカケレコが厳選ピックアップします!
「クラシカルなジェネシス」!? ルネッサンスばりに管弦が躍動するクラシカル・シンフォ・パート、ハケットが弾きそうなデリケートで気品高いギターとピーガブそっくりなヴォーカルが絡むジェネシス彷彿のパートで構築された前半の聴き応えは並じゃありません。
『Wish You Were Here』〜『Animals』期フロイドへの愛に溢れた1曲目にムフフとなっていると、2曲目では初期GENESISの未発音源かと思うようなサウンドが展開されてビックリ。このブラジル新鋭、何という才能...!
ファンタジックなメロディとそれを歌うP.Gabriel彷彿のヴォーカルそして幻想的なメロトロンの調べは初期GENESISを、SEやモノローグを効果的に用いたストーリー性に富んだ楽曲構成はPINK FLOYDを想起させる、ブラジルから届いた凄い作品がこれ!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。