ZENCD2144(ROCKADILLO)
ペーパーケース仕様。
ハモンド好きには絶対に聴いて欲しい!!クールかつ流麗に紡がれるフュージョン・サウンドにハモンド・オルガンがド派手な音色で割り込むこの痛快さときたら!
フィンランドのプログレ・バンドWIGWAMの全盛期メンバーとしても知られる、キーボード奏者Jukka Gustavsonによるバンド名義の12年作。可憐なエレピやジャジーに響くサックス、リリシズム溢れるフルートなどによる滑らかな音使いのフュージョン・サウンドを聴かせますが、なんと言ってもバンド名の通り派手に鳴り響くハモンド・オルガンが出色。流れるように展開する繊細なアンサンブルにワイルドなハモンドが鳴り響き演奏をひっかき回すのが何とも痛快で、それに呼応して全体がエネルギッシュなアンサンブルへと変化していくスリリングな展開が聴き所。また、ジャズ・ロック調のナンバーで聴かれるハモンドならではのくすんだトーンが味わい深いオルガン・ソロも絶品です。時にWIGWAMに通ずるコミカルな味わいがアンサンブルに感じられるのも特徴で、単なるフュージョン・サウンドに終わらない様々な音の仕掛けが楽しめます。洗練されたクールな演奏をバックにハモンドのヴィンテージな響きを心行くまで満喫できる逸品です。
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