デジパック仕様、定価3000。
ディーター・メビウスにコニー・プランク、そしてKRAANのメンバーって、豪華だなあ。バンド・サウンドとスペーシーな電子音響を掛け合わせつつ、リリカルな暖かみにも包み込まれた心地良い一枚。
CLUSTERやHARMONIAで知られるDieter Moebius、名プロデューサーのConny Plank、71年のシタール・アルバム『Sitar & Electronics』で名高いオランダのミュージシャンOkko Bekker、電子音楽家Asmus Tietchens、そしてKRAANのメンバーJohannes Pappert&Helmutt Hattlerという6人によるグループ、78年作。ジャジーかつ浮遊感のあるバンド・サウンドと、MoebiusやPlank、Tietchensの生み出すスペーシーな電子音が有機的に結びついた幻想的な音世界を展開。実験的ながらもシリアスさは少なく、柔らかくリリカルな暖かみに包まれた音像は非常に心地よい聴き心地。Moebius関連作が好きなら押さえておきたい名作です。
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