2017461019(NADYR CALVI)
デジパック仕様。
ジャケはヘヴィな雰囲気ですが、フルートやアコギが織りなすリリカルなアンサンブルをメインに、粛々と叙情的なオルガン、軽やかなタッチのピアノが加わって、南米らしい清涼感と美しい陰影を感じさせるシンフォに仕上げています。キャメルファンは要注目ですよ〜!
ブラジル出身の新鋭プログレ・グループによる17年作。ジャケットからはヘヴィなサウンドを想像しますが、実際にはヘヴィさは皆無で、フルートやアコースティックギターが織りなすリリカルなアンサンブルをメインとして、そこに粛々と叙情的に響くオルガン、少しボサノヴァ風の軽やかなタッチのピアノなどが加わって、南米らしい清涼感と美しい陰影を感じさせる優美なシンフォニック・ロックを作り上げています。モノローグ調のポルトガル語ヴォーカルも演奏にいい感じにマッチ。ハープシコードなどのクラシカルなエッセンスもアクセント的に用いられていて、ユニークなサウンドメイクが光ります。CAMELタイプのサウンドをお好みの方には是非お楽しみいただきたい秀作!
MAR ASSOMBRADOで、作詞/作曲/ギター/ヴォーカルを担当する中心メンバーAndre de Sena氏に簡単なインタビューを行いました!
-1.本作『Canções Do Farol』で、どのようなサウンドを目指しましたか。
僕らは70年代の古典的なプログレッシヴ・ロックのスタイルを踏襲したサウンドに、ポルトガル語による文学的な詩を乗せた作品を作りたかったんだ。その試みは成功していると思う。
-2.本作のジャケットからはヘヴィなサウンドがイメージされるのですが、実際には華麗なシンフォニック・ロックが収録されています。随分とギャップがあるように思うのですが、何らかの意図があるのでしょうか。
確かにこれには意図があって、たくさんの隠喩を含んだ詩を朗読するように、認識や欲求などが多義的であることを表したジャケットになっているんだ。そして歌詞は(ジャケットのような)幻想世界の海を漂っているようなものなのさ。
-3.Mar Assombradoの音楽に最も影響を与えているバンドや作品を教えてください。
最初の質問でも答えたけど、僕らの音楽のベースにあるのは古いイギリスのプログレッシヴ・ロックだね。だけど常に自分たちだけの表現スタイルを模索してもいるよ。
-4.音楽以外の活動や趣味はありますか。
ポルトガル語による文学としての詩を嗜んでいる。実のところ僕は詩人でもあって、詩や文学を教えているんだ。音楽は詩というものの可能性を広げる役割を持っていて、またそれを発表するための方法の一つだと思っている。今日詩を読んでいる人はほとんどいないけど、僕らのバンドは特に新しい世代へ詩というものを伝える一助になれればと考えているんだ。
-5.日本であなた達の音楽が聴かれていることをどう思いますか。
間違いなく大変な名誉だね!日本では昔からプログレが愛されてきたし、70年代には多くの有名バンドが日本でライヴを成功させ彼らの活動を支えてきた。ブラジルにはプログレ好きな日系の人々も多くいるね。本国よりも日本でよく知られているブラジルのバンドもいるくらいだよ(ヘヴィ・メタル・バンドが多いけど)。いつかはぜひ訪れたいし、より深く知りたい国だね。
-6.聴いたことのある日本のバンドはありますか。
日本のプログレについては残念ながらよくは知らないんだけど、90年代から愛聴しているアルバムで、村山実(ジャズ/ポップス・シーンでも活躍した尺八奏者)の『BAMBOO ROCK』(1970)があるね。伝統音楽とロックを融合させた素晴らしいアルバムで、日本のジェスロ・タルと言ってもいいんじゃないかな。
-7.日本のプログレ・ファンにメッセージをお願いします。
海の遥か向こうの日本の親切な友人たちへ。僕らはブラジルの海岸都市レシフェで活動するMar Assombrado(Haunted Sea)というバンドで、詩(歌詞)によって世界(または宇宙)を表現する活動を行なっています。私は日本には海にまつわる多くの伝説が残されていることを知り、いつかその物語を僕らの音楽の中で語りたいと思っています。僕らの音楽を楽しんでくれることを願うとともに、ブラジルと日本がより素晴らしい文化的交流を築けることを願っています!
ポーランドのマルチ奏者によるソロ・ユニット19年作、クリムゾンやポーキュパイン・トゥリーの影響を感じさせる、ヘヴィネスと幻想美が交差するプログレ逸品!
1,290円(税込1,419円)
ブラジリアン・ヘヴィ・シンフォ21年作。演奏陣がメタリックでコシの強いアンサンブルでアグレッシヴに攻め立てる一方で、男女ヴォーカルは呪文を唱えるようなモノローグ調なのがユニークですが、これが意外にもハマっていてカッコいいのです。メキシコのCASTファンなら是非チェックどうぞ!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ブラジリアン・ヘヴィ・シンフォ21年作。演奏陣がメタリックでコシの強いアンサンブルでアグレッシヴに攻め立てる一方で、男女ヴォーカルは呪文を唱えるようなモノローグ調なのがユニークですが、これが意外にもハマっていてカッコいいのです。メキシコのCASTファンなら是非チェックどうぞ!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ブラジリアン・ヘヴィ・シンフォ21年作。演奏陣がメタリックでコシの強いアンサンブルでアグレッシヴに攻め立てる一方で、男女ヴォーカルは呪文を唱えるようなモノローグ調なのがユニークですが、これが意外にもハマっていてカッコいいのです。メキシコのCASTファンなら是非チェックどうぞ!
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