PPRCD043(PROGRESSIVE PROMOTION)
デジパック仕様。
70年代末に活動しながら作品を残さなかった幻のジャーマン・シンフォ・バンドによる16年作2nd。「現代版サパーズ・レディ」と言いたくなる完成度の高い大作を始め、ジェネシス憧憬とエレクトロ要素を巧みに融合させたサウンドはセンス抜群です。
70年代末から80年代はじめに活動しながらアルバムを残さなかった幻のジャーマン・シンフォ・グループ、およそ30年越しとなった14年デビュー作に続く16年作2nd。ザクザクとパワフルにリフを刻むメタリックなギターが存在感抜群なオープニング・ナンバーにプログレ・メタルになったかと思いきや、2曲目からはS.ハケット調のデリケートなトーンで丹念にメロディを紡ぐギターと壮麗に溢れ出す輝かしいシンセサイザーが織りなす、ジェネシス風のシンフォニック・ロックに着地。フィル・コリンズに似る鼻にかかった温かな歌声のヴォーカルもその印象を強くします。目玉である18分の大作は、「現代版サパーズ・レディ」と言うと流石に大げさですが、初〜中期ジェネシスにモダン・プログレの重厚感とエレクトロ要素を散りばめたような聴き応え抜群の一曲。中盤の静謐なパートでソロを取るリリシズム溢れるフルートも素晴らしい表現力です。ジェネシス憧憬のサウンドに現代的な要素をセンス良く組み合わせた力作。
今やメキシコのみならず中南米シーンを代表するグループとなった彼らの17年作、相変わらずのスケール大きくエネルギッシュなシンフォニック・ロックが素晴らしすぎ!
2,490円(税込2,739円)
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2014年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
ジャーマン・シンフォニック・ロック特集 - プロテスタントの敬虔主義が息づくドイツならではのシンフォニック・ロック -
プロテスタントの敬虔主義をベースにして生まれた職人的ストイシズムと人間の感情にフォーカスしたロマン主義が息づくドイツで生まれた、器楽的に繊細でいてファンタスティックなリリシズムに溢れたジャーマン・シンフォニック・ロックを特集!
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