74321585552(BMG) 【98年発売CD】
スティーヴ・ライヒ、トリップ・ミュージック、サイケが好き? イタリアのFRANCO BATTIATOは聴いたことある?東洋と西洋の音楽が混じり合った地中海音楽を基調に美しくも聴いたことのないようなプログレッシヴ・チューンを展開!
地中海音楽と歌、現代音楽を統合する鬼才カンタウトーレ、73年3rd大名作!一見サイケデリックな音の万華鏡を展開しているようで、そこには、シーケンサーを通した楽器の反復音と変調を加えた弦楽器とパーカッション、突然鳴り始めるブラス等、ミニマル・ミュージックの実験性を備えながらも、あくまでコンセプチュアルに歌が導入されたりと、アルバム全体で、一つの音の現実を体現しています。カンタウトーレの枠を大きくはみ出した、イタリア発汎ワールド。ミュージック?最終曲は、東洋と西洋の音楽が混じり合った地中海音楽を基調に美しくも聴いたことのないようなプログレッシヴ・チューンを展開しています。絶対に聞いて欲しい、大傑作!
LATTE E MIELE/PASSIO SECUNDUM MATTHEUM
ELP影響下のイタリアはジェノヴァ出身キーボード・プログレ・バンド、「マタイ受難曲」を題材とした72年作1st
770円(税込847円)
アラン・ソレンティの妹ジェーン・ソレンティのヴォーカルをフィーチャーしたイタリアン・プログレ・バンド、美と狂気が錯乱したような、圧倒的なテンションを放つ73年作1st。
1,550円(税込1,705円)
イタリアを代表するカンタウトーレ、72年作5th、アルベルト・ラディウス/トニー・チコ/マリオ・ラヴェッツィらが参加
イタリアを代表する叙情派カンタゥトーレ、74年の名作
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電子民謡・・!? なんかスゴイです(4 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
少なくとも数多のミュージシャンが身を置き、また目指そうとするフィールドとはまったく別の地平を見つめているような音楽です。最初イタリア版Mike Oldfieldのような立ち位置なのではないかということを思いましたが、結局のところ地中海?の民族音楽を電子楽器によって再構築したものと言えば近い気がします。歌もいわゆるカンタゥトーレ風ではなく完全に民謡のそれで、寒々しい海原が目の前に広がるようです。フォロワーなど存在のしようがない正しく孤高の世界観の持ち主です。時代によって音楽性を変遷させてきた人のようなので、違う時期の作品も聴いてみたいと思いました。こういう人が奇才と呼ばれるのでしょうかね。