エリック・クラプトン/ジンジャー・ベイカー/スティーヴ・ウィンウッドらビッグネームが集結するも半年という短命に終わったスーパーグループ、69年唯一作
1,190円(税込1,309円)
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ジョニー・ウインター登場で頬が緩む(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
全体は4部に分かれ(アナログABCD面に対応)、収録の会場が3か所とクレジットされています。1.Save The Planet 2.Jive, Jive, Jive 3.I Can't Turn You Loose は、ジェリー・ラクロアの黒い黒いボーカルを中心に据えたゴスペル・サイド。高音では男ジャニス・ジョプリンと言いたいぐらいの絞り出しです。4.Sill Alive And Well と5.Back In The U.S.A. は、リック・デリンジャーのギターが冴えるロックンロール・サイド。ヘビーロック・ユーザーであるわたしにはわが家に還った気持ちがします。デリンジャーのソロ弾きまくりには、映画「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」のマイケル・J・フォックスをイメージさせられてしまいました。
ここで「スペシャル・サプライズ」と紹介され病み上がりジョニー・ウインター登場。お馴染み6.Rock And Roll, Hoochie Kooでデリンジャーに対抗するギターを聴かせます。かなり気負った演奏でありますが、渋みを感じさせるのが彼の芸です。ジョニーが退出し続く7.Tobacco Roadは17分の演奏です。「デイズド・アンド・コンフューズド」みたいなものとお考えください。再びR&Bに戻りアポロ・シアターとアナウンスされているのが8.Cool Foolからラストまでです。この部分、ランディ・ジョホッブズのベース、ボビー・ラミレスのドラムズが大変な迫力です。パーカッションが加えられていまして、これはアフレコかもしれません。
この時期のエドガー・ウインター、リック・デリンジャーの貪欲さを思い知らされます。寒い日でも熱くなれるライブです。