TUNDRA

GREASE BANDやJUDAS JUMPやBOXERなどとつながるいぶし銀のミュージシャン達による英スワンプ/フォーキー・ロック・バンド、旨味たっぷりな76年作！

ジョー・コッカーやジム・キャパルディのソロ作やTHE WHO『四重人格』への参加の他、GREASE BANDやBOXERの一員としても活躍するKey奏者Chris Staintonを中心に、JUDAS JUMPからDERAMに唯一作を残すCOAST ROAD DRIVEを経たベーシストCharlie Harrison、元JUDAS JUMPでセッションドラマーとしても数多くの作品に参加する名手Henry Spinettiというバック陣に、Glen Turnerをフロントマン（兼ギター）に据えた英ロック・ファンにはたまらないいぶし銀の4人組。76年にDECCAからリリースされた唯一作。メンバーの出自から期待する通りのサウンドで、後ノリのタイトなリズム隊を土台に、コシのある極上のオーヴァードライヴ・サウンドのギターが軽快にリズムを刻み、オルガンやピアノが時に哀愁をにじませ、時に軽やかにロールする演奏は、これぞブリティッシュ・スワンプ＆フォーキー・ロック。いい感じでスモーキーなヴォーカルもこれぞブリティッシュな味わい。JUDAS JUMPやBOXERとも関連する面々というだけあって、アーシーなだけでなく、ひねりもあって、それがまたいい塩梅なのです。これは英ロック・ファン必聴と言える快作！