OM71070(O-MUSIC) 【2014年発売CD】
MALICORNEのヴァイオリン奏者とともに、77年のソロ作『Maison Rose』がEMMANUELLE PARRENINを中心とする仏シアトリカル・ロックで、う〜む、一筋縄ではいかない!
仏エレクトリック・トラッド・バンドMALICORNEのヴァイオリン他マルチ・ミュージシャンのLaurent Vercambreを中心に、77年のソロ作『Maison Rose』で知られる女性シンガーソングライター&ハーディ・ガーディ奏者のEmmanuelle Parreninなどが加わった総勢8人で、演劇とともに演奏も行ったというシアトリカルなロック・バンド。79年の唯一作。ダグマー・クラウザやベルギーのCOSの女性Voを彷彿させるコケティッシュでシアトリカルな女性ヴォーカルと、そこにからむ同じくシアトリカルでアクの強い男性ヴォーカルが印象的。引き締まった演奏も特筆で、タイト&シャープなドラムをバックに、ヴァイオリンやチェロやヴィオラなど左右チャンネルから飛び出る複数の弦楽器、そして、ハーディガーディやハープなどが躍動します。時にジャズ・ロック的に畳み掛けては、時に場末のバーのように妖艶さを演出し、時にフランスの田舎町の祭典に紛れ込んでしまったようなトラッドフレイヴァーを漂わせる。これはユニークな好盤です。
OCARINAH/PREMIERE VISION DE L'ETRANGE
カルプ・ディアンに通じるほの暗い幻想美を持つフランスのキーボード・トリオ、77年に自主制作された唯一作
2,290円(税込2,519円)
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