KISCD4051(KISMET)
メンバーは端正なルックスだけど、回りのイラストはなんか恐い。そんなジャケそのままの音で、全体的にジェントルなのに、時折、狂気がやってくる。なるほど、カルト映画『ウィッカーマン』のサントラを手がけたPaul Giovanni在籍なのか!
1973年の映画『ウィッカーマン』のサントラの作曲で知られるPaul Giovanniが在籍していたニューヨーク出身のグループ。70年の唯一作。ちょっぴりアシッド臭を加えたエイモス・ギャレット、と言った感じの柔らかで浮遊感あるギター、ジェントルだけどどこか影のあるヴォーカル、そして、幻想的にシンセがたなびいたり、突如、ストリングスが不協和音を奏でたり、後のサントラに通ずるような狂気をちらつかせたアレンジが印象的。渋いけど安定感抜群のクールなリズム隊など、全体的にはビターな感じなのですが、時折、ふっと「心ここにあらず」になってしまう、そんなアシッド・フォーク・ロッキンなサウンドが持ち味です。ジャケを見ても、メンバーは端正なルックスだけど、回りのイラストはなんか恐い。そのままのサウンドです。
グレッグ・レイクに見出された平均年齢17歳のブリティッシュ・ロック・トリオ、72年2nd、1stと同年作ながら演奏・楽曲共に目覚ましい成長を遂げた傑作!
2,190円(税込2,409円)
2014年 米ブルース〜サイケ〜ハード・ロック注目のリイシュー盤を特集!
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