CLATGL00031(ALDO TAGLIAPIETRA)
紙ジャケット仕様。
レ・オルメの元Voによる2013年作ソロなんですが、これが往年の名作『フェローナとソローナの伝説』に勝るとも劣らない傑作で驚き。ジェネシスやオルメを手掛けたポール・ホワイトヘッドのジャケの通りの幻想世界。
伊プログレ屈指の名バンドLE ORMEの元ヴォーカリスト、前作2012年作より早くも1年で届けられた2013年作ソロ。ヴィンテージなトーンのオルガンやムーグ、溢れ出るメロトロン、格調高いリリカルなピアノ。柔らかな音色のロング・トーン中心のメロディアスなギターと艶やかなストリングス。そんな瑞々しいアンサンブルに深みを与えるアルドのエモーショナルな歌唱。オープニングから、ジェネシスでお馴染みのポール・ホワイトヘッドによるジャケット通りの幻想的な歌世界が広がります。アコースティック・ギターやチェンバロが彩るイタリアらしいたおやかな詩情溢れるパートも魅力的。メロディ、アンサンブル、構成ともに素晴らしく、レ・オルメの往年の名作『フェローナとソローナの伝説』に勝るとも劣らない、と言っても過言ではない出来映え。70年代イタリアン・ロックのファンは、これでもかと溢れるあの時代の豊かな響きに笑みがとまらないはず。これは素晴らしい傑作です。
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