LDV005(LOCANDA DEL VENTO) 【2013年発売CD】
ムゼオ・ローゼンバッハやビリエット・パー・リンフェルノなど70年代の伊ヘヴィ・シンフォのDNAを受け継ぎつつ、HR/HMを通過したエッセンスも加えながら現代的なヘヴィネスで仕立て上げた00年代版ヘヴィ・シンフォ名品。
ローマ出身、ツイン・ギター、Key奏者を含む6人組、2013年のデビュー作。いかにもイタリア的なジャケにそそりますが、バンド・インフォにムゼオ・ローゼンバッハやビリエット・パー・リンフェルノから影響を受けた、とある通り、全編で強烈にうねるヘヴィ・シンフォを展開。落雷のSEをバックに、エレキがダークかつメロディアスなアルペジオを奏でるオープニング。エッジの立った現代的にヘヴィなリード・ギターがギュイーンとキレ味鋭く切れ込むとともに、ヘヴィなリズム隊が厚みを築く。いかにもイタリア的なシアトリカルなヴォーカルもこのバンドならではのメランコリックな世界を描きます。ヴィンテージなトーンのオルガンが鳴り響くとともに、HR/HM的にエッジの立ったギターが流麗なソロを炸裂。1曲目から圧巻のスケールで聴き手に迫ります。2曲目以降も、アコースティック楽器やタブラによる中近東フレイヴァーなパート、ヘヴィ・メタリックなリフで突き進むパート、叙情がこぼれ落ちるような美しいピアノの調べに息を飲むパートなどを織り交ぜながら、時にヘヴィに、時に格調高く、イタリア伝統の激しい振幅で突き進みます。70年代の伊ヘヴィ・シンフォの名グループのDNAを受け継ぎつつ、HR/HMを通過したエッセンスも加えながら、現代的なヘヴィネスで仕立て上げた00年代版ヘヴィ・シンフォ。好作品です。
CARPATHIA PROJECT/CARPATHIA PROJECT
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーしたハンガリーのテクニカル・フュージョン・グループ、99年作
1,290円(税込1,419円)
ローマ出身のヘヴィ・シンフォ・グループCICLO 23の2013年デビュー作『SIERO PROGRESSIVO』がリリース
ローマ出身、ツイン・ギター、Key奏者を含む6人組、CICLO 23の2013年のデビュー作『SIERO PROGRESSIVO』がリリース
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