90年代初頭より活動するイタリア産シンフォ・バンドによる12年作。いわゆるイタリアン・ロック・ヴォーカルとは一味違うロック的骨太感を持つ男性ヴォーカルを擁して展開される、ハード・ロック的な力強さとシンフォ的優美さを合わせ持ったサウンドを聴かせます。とくにアコギが力いっぱいかき鳴らされ、ピアノが流麗に舞うなかをギターがひたすらエネルギッシュなソロを披露する展開などは、まさに70年代イタリアン・ロックの熱気あふれるサウンドそのもの。さらにそれと対を成すように奏でられる、繊細なアコギとフルートの深みのある音色が交錯する神秘性を帯びたアンサンブルも実に魅力的。非情に振り幅の大きなサウンドを聴かせながらも、それを極端とは感じさせないストーリー性を持った演奏が何とも素晴らしい力作。往年のイタリアン・ロックの遺伝子を色濃く感じさせるサウンドがたまらない作品です。
ウクライナ出身で、SUNCHILDでも活動するKey奏者Antony Kalugin率いるバンド、「ウクライナ」ならではのサウンドを極めた2013年の傑作5th
2,090円(税込2,299円)
AVANT FOLK/ENSAMBLE ELECTROACUSTICO MACARI/SOLTELO
アルゼンチン産アコギ・トリオ、スピード感溢れるアコースティック・ギター演奏が素晴らしい10年デビュー作
1,290円(税込1,419円)
SECOND HAND/DEATH MAY BE YOUR SANTA CLAUS
後にSEVENTH WAVEとして活動するケン・エリオットとキアラン・オコナーを中心とするグループ、70年作
1,270円(税込1,397円)
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