DISSONATI(DISSONATI)
このバンド、土臭いECHOLYNっていう形容がわりとピッタリ来るんではないだろうか・・。米プログレならではの屈折感覚満載のアンサンブルで突っ走る新鋭が登場!
アメリカ出身新鋭プログレ・バンドによる12年作。謎めいたシンセ音が印象的に響く導入部でアヴァン・プログレ系のサウンド想像しますが、すぐにアメリカ的な土臭さを感じさせるアンサンブルや今度はシンセが流麗なタッチでリードするシンフォニック・アンサンブルを聴かせるなど、その実態は到底一筋縄ではいかないアヴァン・シンフォニック・ロックと言うべきもの。ヌケの良い演奏に泥臭いメロディーをあわせてみたり、ヘヴィーな曲展開ながらも重々しいサウンドが一切登場しないなどその音楽性は実に奇妙かつ遊び心満載で、その点にプログレッシヴな先鋭性をひしひしと感じ取ることができます。ストレートな表現が少ないため分かりにくいものの演奏力はなかなかに高く、全員が一斉に走り出すスピーディーなアンサンブルはカッコよく見事なもの。イメージとしてはECHOLYNに土臭さを加え、屈折させた感じといえるかもしれません。アメリカン・プログレの一面であるあの独特の屈折感を見事に映しだした一枚と言えます。
ERIC CLAPTON/461 OCEAN BOULEVARD
71年発表、ドラッグ中毒からの劇的なカムバック作!キャリアを代表するエネルギーとメロディに溢れる名作、ボブ・マ―リーのカバー「I Shot the Sheriff」収録
1,090円(税込1,199円)
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