MP3247(MUSEA PARALLELE)
フランス新鋭による12年作。エレクトロ調の無機的なリズム・パターンとうねるシンセが在りし日のニューウェーブ・サウンドを想起させる一枚。このデジタルなサウンドのヒンヤリ感は夏に・・え?こじつけだって・・?
フランス産新鋭シンフォ・バンドBACKYARDSの12年作。前作同様、ヘヴィーながらも心地よく響くエレクトロニックなリズムを基調として、攻撃的なスタイルと幻想性溢れるタッチで聴かせるスタイルとを曲ごとに巧みに弾き分けるシンセ、現代的なクリアなトーンを持つオルガンが縦横無尽に活躍するシンフォニック・ロック。80年的なエレクトロ調のリズムは本来古臭く感じるはずですが、現代プログレらしい壮大さ、ダイナミズムたっぷりな演奏と極めて自然に溶け合っているのが本作のもっとも特筆すべき点。そこにこのバンドの優れた音楽センスを感じさせます。ドイツのシンセ・ミュージックやニューウェーブ系の音にあった、無機的に淡々と刻まれるサウンドに潜む心地よさを現代らしい形で蘇らせた稀有な作品と言えます。そのあたりの音を好まれる方には特にオススメしたい一枚です。
ウクライナ出身で、SUNCHILDでも活動するKey奏者Antony Kalugin率いるバンド、「ウクライナ」ならではのサウンドを極めた2013年の傑作5th
2,090円(税込2,299円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。