ドイツ出身、70年代に活躍しながらアルバムを出さずに終わった幻のグループ。彼らが70年と72年に残した未発表音源をまとめた編集盤。オルガンとギターが中心のジャーマン・プログレで、ブルースやジャズのエッセンスが感じられる淡い叙情性が滲むアンサンブルが印象的。タイトかつスピーディーなリズムを土台に、オルガンとギターが沈み込むようにヘヴィなフレーズを応酬させるパートなど、バンドが一体となって荘厳かつスリリングなサウンドを構築しています。アルバムを残さなかったのが不思議なほどの好グループ。録音のクオリティもかなり高いです。おすすめ!
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