BIGPINK187(BIG PINK)
紙ジャケット仕様。
テリー・メルチャーとブルース・ジョンストンのコンビが設立したレーベルと言えば? 74年にリリースされた本作は、ニック・デカロやボズ・スキャッグスの傑作にも比肩する元祖AOR逸品ですね。
バーズ「Mr.Tambourine Man」のプロデュースでも知られるテリー・メルチャーとビーチ・ボーイズにも参加したブルース・ジョンストンのコンビが設立したEquinoxレーベルから74年にリリースされた1st。プロデュースもテリー&ブルースのコンビ。シャープなリズム隊、しなやかでいてエッジの立ったトーンで軽快にリズムを刻んでは的確にオブリガードを入れるセンス抜群のギター、西海岸の開放感に溢れたキーボード。そして、ソウル・フィーリング豊かで都会的な歌声と流れるように美しいメロディ。このレーベルは、カリフォルニア・ポップ名作の宝庫ですが、本作もまたAORの元祖とも言える洗練されたアンサンブルと流麗なメロディ&ハーモニーが堪能できる傑作です。ニック・デカロやボズ・スキャッグスの傑作にも比肩!
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ビーチボーイズの匂い(2 拍手)
kumaさん レビューをすべて見る
ブルースジョンストンのレーベルからのリリースからかどこかビーチボーイズの余韻が立ち込めている。泣きの部分は初期のルパートホルムズにも通ずる。この手はどこか中途半端だったりする盤が多いのだが、これはAOR大御所よりアメリカンポップスのマジカルさを感じる。マイナー音楽メジャー音楽にこだわらなければ正に名盤です。