アメリカ出身のシンフォニック・ロック・バンド、12年デビュー作。冒頭のきめ細かいフレージングでスリリングに疾走するギターを中心としたアンサンブルが素晴らしく、この時点でかなりのハイレベルな作品であることがひしひしと伝わってきます。ただしシンフォと言ってもキーボードが分厚くアンサンブルを覆うような場面はなく、全体に研ぎ澄まされたシャープな演奏を展開する点に現代のプログレ・バンドらしい洗練を感じます。アメリカらしいダイナミックな曲展開とヌケの良い音使いがいっぱいに詰まった魅力満載のシンフォニック・ロックに仕上がっています。
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