SL01(SOUND LANGUAGE)
デジパック仕様、エンハンスドCD仕様。
SPOCK\'S BEARDが少ーしルーズになった感じ?気怠げなのにどんどんドラマチックに展開していくサウンドに思わず引き込まれます!
アメリカのプログレッシヴ・ロックグループ、10年デビュー作。SPOCK'S BEARDのドラマーが参加していることもあって、SPOCK'S BEARDの特徴でもあるヘヴィーな曲調の中でもキャッチーに聴かせるメロディーが印象的なプログレッシヴ・ロックを展開します。ダイナミックなリズム隊と重量感を感じさせるギター、オルガン、シンセ、艶やかなサックスなども登場して紡がれるヌケの良い爽やかな楽曲が実に魅力的。アコギがかき鳴らされる場面での、いかにもアメリカ的な乾いた情緒を感じさせる演奏も見事です。プログレ的な小難しさを全く感じさせない爽快感に溢れるサウンドが楽しめる秀作です。
MOONRISE/LIGHTS OF A DISTANT BAY
ポーランド、ファンタスティックなパートとヘヴィなパートとの振幅激しいダイナミックなシンフォ作、07年作
2,290円(税込2,519円)
HATFIELD & THE NORTH/ROTTERS' CLUB
Richard Sinclair/Dave Stewart/Phil Miller/Pip Pyleという鉄壁の布陣で録音された75年2nd、カンタベリー・ロックの最高峰に位置づけられる大傑作!
990円(税込1,089円)
プログレ温故知新 - 往年のプログレ定番とプログレ新鋭をキーワードでつなげる特集
往年のプログレ定番とプログレ新鋭をキーワードでつなげる特集『プログレ温故知新』。
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北米プログレ・ハード+ネオ・アコ?(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ちょっと前に「ユーロ・ロック・プレス」で紹介されてましたが、どこでも買えなかった。「スポ・ビ」とあれば気になってしまう。ジャケも大友克洋の漫画の実写版みたい=SF風味、結構好みだったからね。やっとカケレコさんで取り扱ってくれたので、忘れておりましたが例の如く「お?」買いもの。
冒頭からなにやら物騒な効果音、と思ったらすぐにパワー・ポップ風のキャッチーな曲。Vo.も所謂北米突き抜ける爽やか声で申し分なし。ゆったりとした展開からメロディアスな産業ロック系バラードへ。と思ったら、またまたラジオ・ヴォイスからのポップスへ...と色々やってくれております。
初期スポ・ビ、あるいは北欧の初期ACTに近いんでしょうか。全体のゆったり感からはBilly SherwoodのいたWORLD TRADEの1stを思い出しました。強烈な刺激と云ったモノは薄いんでしょうが、のちのちジワジワと滲みこんでくるイイ意味での中庸路線といったらいいのかな。傑作一歩手前の好作。次にド傑作出す可能性あり、です。
メタル色は皆無。落ち着いて聴けます。泣きメロの洪水は期待しないこと。