フィンランドのマルチ・ミュージシャン・コンビによる、スペイシーかつフュージョン感たっぷりなシンフォニック・ロック、07年作がこちら。冒頭からたっぷりと伸びやかに聞き手の心に沁みて込んで行くシンセサイザーの音色が、私たちの意識を一気に宇宙空間へといざなってくれます。彼らのサウンドの要とも言えるのがこのマルチ・キーボードによる表情豊かなシンセ・サウンド。ヘヴィーにうねるベース・ラインに、急展開、急旋回を見せるヴォーカル・ラインが躍動的にうねって行く曲が一際印象的。北欧特有の清冽な生楽器の音色と絶妙にクロスオーヴァーしてゆく、シンフォニック・ロックの性急かつタイトなビート。この二大要素を、バランスよく兼ね備えた楽曲の構築力は特筆に値するものでしょう!シンフォ好き、フュージョン・ロック好き、どちらにも大推薦です。
STEVE WINWOOD/BACK IN THE HIGH LIFE
86年のヒット作、ジョー・ウォルシュ/ナイル・ロジャース/ランディ・ブレッカー/ジェームス・テイラーほか参加
830円(税込913円)
ARTTU TAKALO/TRUTH IN DARK PHRASES
フィンランドのプログレッシヴ・ロック・バンドXLのリーダー/ヴァイヴ奏者による、ソロ10年作。マイク・オールドフィールドやモエルランズ・ゴングのファンにもおすすめ
1,690円(税込1,859円)
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