OW013(OHRWASCHL)
バタバタと手数多いドラムは聞こえていないかのように、繊細なタッチでクラシカルな旋律を奏でるピアノ。こんな組み合わせはジャーマンならではですね!
ドイツのグループ、70年作。硬質なドラム&プリミティヴなパーカッションを操り前のめりに畳みかけるドラム、エッジの立ったスリリングなフレーズで切れ込むファズ・ギター、くすんだトーンのサイケデリックなハモンド、時にクラシカルな格調高いピアノ、ルーズなヴォーカルなど、フリーキーなサイケデリック・ロックが基本ですが、ブルースからクラシックまでの素養を感じさせるなど、奥行きのあるサウンドはさすがジャーマン!手数の多いドラムが無機的なリズムを刻み、そこにファズ・ギターがエキセントリックに絡み、クラシカルなピアノがキラリと光るフレーズを放つ、13分を超えるラスト・トラックが聴き所。破天荒なんだけど、すごく洗練されてもいて、かなりの音楽センスを感じさせます。抜群の格好良さです
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