ディープ・パープルのオリジナル・ヴォーカリストRod Evansを中心とする米ハード・ロック・バンド、名門カプリコーンよりリリースされた72年デビュー作
650円(税込715円)
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、カビあり
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
コゾフのユーザーにとって心中複雑(3 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
フリー時代のコゾフの様式美を期待していたわたしは、最初軽く脳天をひっぱたかれたような気持ちがしました。コゾフのギターがあまりにも元気だったからです。フリーでのコゾフの登場の仕方は、だいたいポール・ロジャーズの歌うサビのあと、と決まっていました。口をカァーッと開けて悲痛な表情で弾く彼は、顔で弾いているかのようでした。…しかし、さすがにコゾフのリーダー・バンドだけあって、リズム・ギターと言わず、ソロと言わず、ずっとギターが鳴り響く作品。前半は明るい曲調が目立ちます。
ところが5. It's a Long Way Down to the Top あたりから、調和が崩れはじめます。ダルなブルーズ曲の後半に、悲痛な金切声のようなソロが満を持して前に出てきます。7. Jason Blue も全てを達観したかのミドル・テンポ曲。若干ブラスがうるさいものの、コゾフにしか出せない切迫感ある演奏を聞かせます。ほとんどの曲を書いているのはキーボードのマイク・モンゴメリー。次作でもそうなんですが、コゾフのギター・スタイルを理解していたかと言うと疑問なところがあります。10. The Band Plays On は、スカ・リズム。悪い曲ではないです。でも、もっとやりようがあっただろうと…。