CD033(GARDEN OF DELIGHTS)
ボーナス・トラック1曲。意外にもボーナスに収録された「She is on My Mind」は、どうにも彼ららしくない哀愁溢れるミドル・テンポの好曲。この路線で進んでもよかったのでは...。
ドイツのヒッピー・コミューンで誕生したジャーマン・サイケ・グループ、本作は71年発表の2nd。前作からの脱力系な雰囲気は継承しつつも、音楽性は瞑想的なフォークからアート色すら滲む不穏なオルガン・ロックへと変貌。オルガン、ベース、ドラムから成るトリオ編成で、これぞジャーマン・アングラという湿っぽく不穏なアンサンブルを、彼ら独自のラフでトリッピーな味付けの音像にまで昇華しています。
GREGORY ALLAN FITZPATRICK & SAMLA MAMMAS MANNA/BILDCIRKUS
アメリカ出身、スウェーデンを拠点とする作曲家、SAMLA MAMAS MANNAが演奏を担当した78年作
1,010円(税込1,111円)
BRIAN AUGER & THE TRINITY/BEFOUR
ロック、ブルース、ジャズ、ファンクなどを取り込むクロスオーヴァー・サウンドを志向したTRINITY名義でのラスト作、70年リリース
1,120円(税込1,232円)
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
虚脱感溢れる亡霊っぽいオルガンサイケ(0 拍手)
denki_gaeruさん レビューをすべて見る
亡霊っぽいソフトマシーンというか、荒涼とした感じがもの凄く漂っているオルガンサイケです。
正直ソリッドな感じはほぼ無いといって良い虚脱感なんですが、1stよりユニークなサウンドになってて個人的にはお勧めできます。極めてシンプルな編成もポイント高いです。
とにかく荒涼とした亡霊っぽい感じの出し方はかなり面白い点で割と唯一無二のサウンドだけに(録音のせいもあるかも)、このタイプのサウンドがこのアルバムだけで終わった(むしろバンド自体も?)のが惜しくもあります。
最後の曲(ボーナス曲?)は打って変わって素直にポップな曲で、アルバムの締めとしてなかなかイイ感じ。