イタリア出身、パイプ・オルガン、ドラム、ベースのトリオ。2010年作。教会で聴いているように分厚いクラシカルなハモンド・オルガン、そしてボトムを支える力強いリズム隊。これでもかと重厚に迫るドラマティックなクラシカル・プログレ!
YONIN BAYASHI/ISHOKU-SOKUHATSU
日本を代表するプログレッシブ・ロック・バンド、ピンク・フロイドからの影響色濃い74年メジャー・デビュー作
1,010円(税込1,111円)
エルトン・ジョン、ジェシ・デイヴィス、ニッキー・ホプキンス、ジム・ケルトナー、ボビー・キーズという錚々たるゲストが参加した74年作
2,090円(税込2,299円)
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なんという濃ゅさ!八重樫にぜひ聴かせたい!(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
まず、バンド名が「三人の修道士」!ジャケにも薄気味悪い感じでならんでます。それだけで退いちゃいそうなのに、タイトルも「ネオ・ゴシック」!普通なら買いませんが、カケハシ・レヴューで「チャーチ・オルガン・トリオ」との紹介文→気にならないわけがない。ついついオーダー、即聴き、で、「おぉっ!こ、これは、なんという!」となりました(笑)。Rick Linden の荘厳 な、神々しい響きとは対局の、まさに邪悪な薫りのオルガンでございます。21世紀になってもこんなコトやってるヒトがいる、というだけで「さすがイタリア!」と唸ってしまいますね。インナーにも、どこぞこのオルガンは○○年につくられ、とか△△というオルガニストは□□の教会オルガンの地下に埋葬され、とか各曲にオルガンにまつわる謝辞が書かれていて「このヒトたち、どこまで本気なの?」と、別の意味でコワくなります。さらに5曲目は、例の如く「ダリオ・アルジェントに捧ぐ」として、オルガン・トリオ・ヴァージョン(笑)のProfondo Rossoまでやってくれてます。GOBLINが好きな私、グッとこないわけがない!と、いうことで傑作、いや凄作です。「Jennifer」みたいな、しんみりとした曲が入ってりゃ「ド傑作」となったでしょうが、まぁ、ソレは次作のお楽しみとしましょう(次はチェンバロ・トリオになってたりして。ソレはそれで聴きたい)。ライヴでは黒ミサみたいなコトやるのかな?まさか聖書まき散らかし、は無いな。
八重樫に「目隠し音当て」やれば、「ははん、クラウディオ・シモネッティの新作だね」とか答えるに決まってる(笑)。