ドイツのシンフォニック・ロック・グループ。15分を超える楽曲4曲を収録した大作指向の08年作。ファンタスティックなパートと変拍子で一気に畳みかけるヘヴィ・シンフォニックなパートとの間をダイナミックに行き来するスケールの大きな展開が聴き所。メロトロン風のキーボード、淡いトーンのオルガン、流麗なピアノ、スティーヴ・ハケット譲りの伸びやかで繊細なギター、ちょっと鼻に掛かった歌声が魅力的なヴォーカルなど、ドイツらしいイマジネーション溢れる叙情性に心奪われます。全体的にヴィンテージ色豊かな温かみあるサウンド・プロダクションで、GENESISやCAMELなど、70年代のシンフォ・プログレのファンはグッと来るでしょう。良い作品です。
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