アルゼンチンから登場したテクニカル・シンフォニック・ロックの新人09年デビュー作。南米産らしいコテコテのシンフォニック・ロックを披露しており、その音楽性はNEXUSやENTRANCEなど南米へヴィー・シンフォニック・バンドの路線を確実に受け継いだものです。プログレ・メタル的なザックリしたギターのストロークや、きらびやかで分厚いシンセサイザー音色の弾き倒しなど、激しい盛り上げを演出するパートでは現在進行形プログレらしいモダンな作風を取り、一方でギターがマイルドに泣き、紅一点の女性ボーカリストVilma Del Giorgioがスペイン語で哀愁のメロディーを歌い上げるパートでは南米独特のエキゾチックな雰囲気が漂ってくる、ダイナミズムと叙情の同居した作品となっています。
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プログレ・メタルの極致(1 拍手)
kaipa2007さん レビューをすべて見る
私の好きなチリのMYLODONから出ていると言われても分からないぐらいプログレ・メタルの極致といえる作品。特にギター・ソロはヘヴィー且つメロディアスで素晴らしく、女性ヴォーカルもパワフルです。ジャジーな側面も持ち合わせており、今後も期待大です。