フィンランド出身、70年代に結成されたベテラン・シンフォ・グループ。05年の復活1stに続く、09年作の2nd。繊細なタッチのリリカルなピアノ、美しく舞うヴァイオリン、丁寧に音を紡ぐメロディアスなギター、北欧らしい透明感のある叙情性豊かなメロディが絶品。タイトなリズム隊による細かく巧みなリズムチェンジも躍動感があって見事。ビンテージ色濃厚ですが、古めかしさは一切なく、気負うことなくナチュラルに「今」の音を鳴らしているところにはベテランならではの味を感じます。温かみ溢れる良い作品です。
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