フランスのシンフォニック・ロック・バンド、91年作。CAMELを彷彿させる淡いトーンのファンタジックなシンセサイザー。そこにヴァイオリン奏法を駆使したガラス細工のように繊細なギターが加わると、フレンチ・プログレ特有の耽美な音世界が一気に広がります。
CARPE DIEMなど同郷のシンフォ・グループに通ずるドラマチックな幻想性を持ったアンサンブルが何とも魅力的。一方で、シアトリカルなヴォーカルが歌い始めると、タイトなリズムのエネルギッシュなアンサンブルを聴かせる点も面白いところで、ギターも今度は力強い音色で泣きのメロディを紡ぎだします。耽美なシンフォニック・サウンドと躍動感に満ちたアンサンブルが絶妙にバランスした作品です。
STEVE HACKETT/VOYAGE OF THE ACOLYTE
ジェネシス在籍中にリリースされた75年1stソロ、初期ジェネシスの幻想的なパートだけを抽出したような珠玉のシンフォニック・ロック名作
560円(税込616円)
UK、BRUFORD、FRANK ZAPPAの影響を強く受けた超絶技巧ジャパニーズ・プログレ、86年デビュー作
1,790円(税込1,969円)
NORMAN GREENBAUM/SPIRIT IN THE SKY: THE DIFINITIVE ANTHOLOGY
「Spirit in the Sky」のヒットで知られる米SSW、03年アンソロジー
1,290円(税込1,419円)
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