ヘヴィなギターとメロトロンが荘厳な壁を築き、エモーショナルなヴォーカルが高みへと登るドラマティックなパートに心躍る、フィンランド産シンフォニック・ロック。05年作2nd。全体的に、ヘヴィネスよりもたおやかさが印象的で、トニー・バンクス風フレーズからジャーマン系のミニマルなフレーズまでを駆使する表情豊かなキーボード、情感いっぱいの哀愁溢れるギター・ソロを聴かせるギターなど、どの楽器も歌心とアレンジ・センスに溢れています。15分を超える楽曲を2曲収録し、どちらも起伏に富んだ構成で一気に聴かせるなど、バンドとしての作曲能力、アレンジ能力も見事。素晴らしいグループです。メロディアスなシンフォ・ファンは必聴。
LA MASCHERA DI CERA/LA MASCHERA DI CERA
元FINISTERREのFabio Zuffantiによるグループ、BANCOやMUSEOなど往年の作品を彷彿とさせる名作1st、02年リリース
2,690円(税込2,959円)
【ユーロロック周遊日記】北欧フィンランドのヘヴィ・プログレ・バンドOVERHEADの12年作『OF SUN AND MOON』
毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は新鋭より、北欧はフィンランドのヘヴィなプログレ・グループOVERHEADによる12年作『OF SUN AND MOON』をピックアップ!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
まだレビューはありません。