キーボードをフィーチャーしたロシアのグループ。06年デビュー作。ヴィンテージ感覚いっぱいのクラシカルなキーボードと、現代的なシャープさを持ったギター&リズム隊とによる鮮やかなコントラストを活かしたドラマティックなアンサンブルが持ち味。テクニックよりも歌心が中心にあるグループで、テクニカルなパートでも流麗さが常にあります。流れるようなメロディ・ラインの美しさも特筆もの。好盤!
ANTONY KALUGIN/STELLAR GARDENER
KARFAGENやSUNCHILDを率いるウクライナ出身の才人キーボーディスト/マルチ・プレイヤーによる21年ソロ作!
2,290円(税込2,519円)
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キーボードが占拠するクラシカルパワープログレ(4 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
08年作
Andrew Roussakはロシア出身ドイツ在住のキーボーディスト。
本作は06年作の出直しリマスター盤。
キーボード弾き倒しのクラシカルなプログレをベースにしつつ、
プログレメタル系のハードな畳み掛けも見せる今の時代らしい
キーボードロック作品になっています。
Little Tragediesなどのグループの名前が脳裏に浮かんで
しまいますが、同じ東欧ロシア出身の血なのかもしれません。
ただ、Little Tragediesほど硬質でもなく、もう少しマイルドな
雰囲気を持っています。
キーボードプログレではお約束のクラシック曲カバーですが、
今作では「主よ、人の望みの喜びよ」を取り上げており、各種
キーボードとオケに支えられて盛り上がるところはまさに
この手の作品の醍醐味と言えるでしょう。
ELP、ウェイクマンから続く一連のキーボードプログレファン
ならば是非押さえておきたい作品ですね。