24052019(ON ART) 【2019年発売CD】
デジパック仕様。
抽象的なエレクトロ/アンビエント色をさらに強めつつ、PINK FLOYDに通じる仄暗さやMIKE OLDFIELDに通じる土着的な幻想性は健在。99年結成のポーランド産ユニット19年5th、嵐の前の神秘的な静謐さを感じさせる壮大な一作。
PINK FLOYDやMIKE OLDFIELDを彷彿とさせる神秘的なサウンドが特徴的なポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、前作から2年ぶりとなった19年作5th。前作でも現れていたエレクトロ/アンビエント色はさらに顕著になり、後半二曲を除いては全編がインストゥルメンタル。幻想的にたなびくシンセとデジタルなシーケンスを中心とした抽象的な音響空間は、シンフォというよりはむしろKLAUS SCHULZEやTANGERINE DREAMなどのジャーマン・エレクトロニックを彷彿とさせます。ただデジタルを多用しつつも決して無機的な印象はなく、所々でフロイド譲りのエモーショナルなギターを炸裂させたり、MIKE OLDFIELDに通ずる土着的なトラッド・テイストを散りばめていたりと、これまでのAMAROKファンの琴線にも必ず触れる好内容。嵐の前の幻想的な静謐さ、そして全てを呑み込む嵐の激しさを音空間によって表現したような、美しく壮大なコンセプト性が現れた力作です。
CELESTE/IL RISVEGLIO DEL PRINCIPE
メロトロン名盤として人気の高い76年作で知られるイタリアのグループ、当時のままの神秘性と幻想美が広がる奇跡の19年作!
1,690円(税込1,859円)
エレクトロニクスを主体に構築された重厚なプログレを聴かせる24年作7th。根底に変わらぬフロイド憧憬を感じさせつつも、エモーショナルなヴォーカル、スケール大きくも陰鬱で彼岸的なサウンドは、RADIOHEADにも通じている気がします。
マイク・オールドフィールドとキャメルが共作したみたいなサウンドを聴かせるポーランドのシンフォ・ユニット。緻密に織り上げられていくような美しい演奏が印象的なギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度!
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