ブラジル出身プログレッシヴ・ロックバンド、02年の2nd。流麗なタッチのクラシカルなピアノが疾走する胸の踊るようなジャズ・ロックから、ヴィンテージなオルガンと暑苦しいまでに情熱的な泣きのギターが炸裂する叙情ナンバー、果てはPENDRAGONを彷彿とさせるファンタジックな優美さを堪能できるナンバーまで、多彩な曲展開を強靭な演奏力で駆け抜ける圧巻のパフォーマンスを見せます。ポルトガル語ヴォーカルによる男くさい歌唱も素晴らしく、南米のグループとはわからないほどに洗練されたアンサンブルにしっかりと南米印を押しています。ジャズ、クラシック、ハード・ロックそれぞれの特性を、シンフォニック・ロックという様式に見事に溶け込ませた名品です。
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