紙ジャケット仕様、直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2500+税。
LAという地からは想像できない、ジェントルさと気品と深遠な精神性・・・。管弦楽器が艶やかに彩るサイケ・フォークで、自主制作とは思えない完成度。
LAをベースに活動したSSW、78年の自主制作盤。自主制作ながら、ダグラスが奏でるピアノとツィターという30〜40本の弦があるハープのような楽器に加え、ヴァイオリン、チェロ、クラリネット奏者が参加していて、チェンバーな気品に満ちているのが印象的。ヴォーカルはジェントルな中にちょっぴりアシッド臭があったり、ピアノは時に軽快に弾んだり時に格調高くリリカルなのに全体的には幻想的でほの暗いトーンだったり。確かな音楽的バックグラウンドと深い精神性がバランスした崇高なサイケ・フォーク逸品。それにしても艶やかな管弦楽器の豊かな響きときたら!これはオススメです。
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