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コンスタントに良作を作り続ける、ブラジル産シンフォ・バンドAPOCALYPSEのkey奏者による17年作。シンセサイザーを縦横無尽に駆使してファンタジー映画の一場面が浮かんでくるような壮大かつドラマチックなサウンドを作り上げる手腕は、『ヘンリー』や『アーサー』の頃のリック・ウェイクマンを彷彿させます。スケールの大きなキーボード・シンフォ秀作!
ブラジル産テクニカル・シンフォ・バンドAPOCALYPSEのkey奏者による17年作。冒頭より、生オーケストラ演奏と見紛うほどに勇壮な純クラシカル・シンフォニーで幕を開け、高い作曲能力を披露。2曲目からはリズムとアンサンブルをリードするシンセサイザーが登場し、シンフォニック・ロック然としたダイナミックなサウンドへと着地します。クラシカルで胸躍るようなミニムーグのフレージングや合唱をシミュレートしたシンセを駆使して、ファンタジー映画の一場面が浮かんでくるようなドラマチックなサウンドを作り上げる手腕は、『ヘンリー』や『アーサー』の頃のリック・ウェイクマンを彷彿させるもの。様々な音色のキーボード・サウンドが敷き詰められたとても密度の濃いサウンドメイクですが、メロディは終始キャッチーでファンタジックな親しみやすさがあり、多くの無機的なシンセサイザー・ミュージックとは一線を画する表情の豊かさが印象的です。キーボード・シンフォ・ファンにとってはただただ心地よい音像が流れてゆく珠玉の一枚でしょう。
KARFAGEN/MESSAGES FROM AFAR: FIRST CONTACT
ウクライナ出身キーボーディストAntony Kalugin率いるプロジェクト、2017年作9thアルバム、ずばりTHE FLOWER KINGSにも肩を並べる完成度に達したシンフォ・ファン必聴作!
2,190円(税込2,409円)
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