BAJCD023(BAJKAL)
11人のメンバーを擁するノルウェー新鋭17年作。北欧舞踏音楽的な特徴あるリズムにクリムゾンなど70sプログレへの憧憬を乗せた幻想的なサウンドを展開。と思ったらまさかのブラスロック/ジャズファンク調が飛び出したりと一筋縄ではいきません!
ノルウェー出身、男女リード・ヴォーカル、サックス奏者、フルート奏者など総勢11人のメンバーを擁する大所帯プログレ・バンド、15年デビュー作に続く17年作2nd。冒頭、透き通るようなサックスの音色が美しいリリシズムいっぱいのナンバーで幕を開けたかと思うと、突如クリムゾンばりのダークなエネルギーを放出する2曲目!この対比はなかなか強烈です。フリップ直系の緊張感みなぎるギターリフをバックにアグレッシブにうねるシンセ、そして厳かに歌う男女ヴォーカル。切迫感のあるダークな色調のサウンドながら、アングラガルドの「静」のパートに通じるゾクッとするような澄みきった透明感があって、北欧プログレらしさも滲みます。サウンドの基本となるのは、前作同様に北欧舞踏音楽を思わせる特徴的なリズム運びにクリムゾンを始めとする70年代プログレへの憧憬を乗せた幻想的なサウンド。さらに中盤では管楽器隊の強みを生かしたまさかのブラス・ロック/ジャズ・ファンク展開もあったりと、多彩に繰り広げられるサウンドには驚くばかりです。一筋縄ではいかないサウンドとはまさにこのことでしょう。人数にものを言わせたゴリゴリした派手なサウンドではなく、一音一音を無駄なく選びながら丁寧に積み上げていくようなアンサンブルが見事な逸品。
現スペイン随一のシンフォニック・ロック・グループ17年作7th、緻密に構築された楽曲と完璧にコントロールされた演奏で隙なく聴かせる、知性と熱情を合わせ持った傑作!
2,990円(税込3,289円)
カンタベリーのDNAを受け継ぐエストニアの新鋭ジャズ・ロック・バンド、緊張感あるダークな音像とカンタベリーなメロディアスさの見事な融合を聴かせる17年作!
2,390円(税込2,629円)
ブラジル、VITRALで活躍するギタリストによる18年作1st、キャメルに南米らしい柔らかなエキゾチズムを纏わせたような極上シンフォニック・ロック!
2,490円(税込2,739円)
90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
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